wingetを使ってソフトのインストール
Windowsにwingetを使ってソフトをインストールする。
Windows10/11に標準で搭載されているwingetコマンドを使ってアプリケーション(ソフト)を簡単にインストールする。
wingetってなに
winget というのは最新のWindows10とWindows11にてMicrosoftから提供されているツールで、ソフトのインストールやアップグレードがコマンドラインで行えるもの。
パッケージマネージャーと呼ばれるものでLinuxで使われているyumやaptと同じように使える。
これまでにchocolateyやScoopというものがあったがwingetはMicrosoftが正式に提供しているものでWIndowsに最初から入っているので使うのにハードルが無い。
というか、Windows初期から提供してほしかったというお気持ち。
wingetの使い方
コマンドプロンプトかまたはPoweShellを開いて
winget list
と実行すると現在インストールされているソフトとバージョンの一覧が出る。
アップデートできるソフトの一覧だけ出したいときは以下を実行する。
winget update
ソフトのインストール
インストールしたいソフトを探す。
winget search <キーワード>
とするとそのキーワードを含んだソフトの一覧が出る。
ここではGitを探してみる。
PS C:\> winget search git 名前 ID バージョン 一致 ソース ------------------------------------------------------------------------------------------------------- <<中略>> Git Git.Git 2.42.0.2 winget Microsoft Git Microsoft.Git 2.42.0.0.3 Command: git winget GitNote zhaopengme.gitnote 3.1.0 Tag: git winget <<省略>>
見つかった。
インストールに必要なIDが「Git.Git」だとわかった。
以下のようにするとソフトをインストールできる。
winget install Git.Git
ソフトによってはおなじみのWindowsの管理者権限を要求する画面がでる。
またソフトによってはさらにGUIの画面がでるが大体は自動的に進む。
インストールするディレクトリなどは選べなく、システムで決まった場所にインストールされる。
アンインストールも簡単
winget uninstall Git.Git
インストールのときと同じく、ソフトによっては管理者権限を求める画面やGUIの画面がでる。
ソフトのアップデート
updateコマンドを使うとアップデートが可能なソフトがわかる。
PS C:\> winget update 名前 ID バージョン 利用可能 ソース ----------------------------------------------------------------------------------------------------- Google Chrome Google.Chrome 117.0.5938.134 117.0.5938.150 winget Windows ターミナル Microsoft.WindowsTerminal 1.17.11461.0 1.18.2681.0 winget Postman x86_64 10.17.4 Postman.Postman 10.17.4 10.18.10 winget Zoom Zoom.Zoom 5.16.0.22201 5.16.2.22807 winget Notion 2.0.47 Notion.Notion 2.0.47 2.2.1 winget WinSCP 6.1.1 WinSCP.WinSCP 6.1.1 6.1.2 winget Python Launcher Python.Launcher < 3.12.0 3.12.0 winget Go Programming Language amd64 go1.21.1 GoLang.Go 1.21.1 1.21.2 winget RealVNC Viewer 7.5.1 RealVNC.VNCViewer 7.5.1.50075 7.6.1.50931 winget paint.net dotPDNLLC.paintdotnet 5.0.9 5.0.10 winget 12 アップグレードを利用できます。
個別にアップデートしたい場合はIDを指定する。
winget update GoLang.Go
一括でアップデートしたい場合は –all オプションを指定する。
winget update --all
いずれもソフトによっては管理者権限を求める画面やGUIが出る場合がある。
またソフトによってはwingetではアップデートできない場合もあるのでその場合は個別にそれぞれのそのソフトの手段でアップデートを行う。
PowerShellやコマンドプロンプト自体を管理者モードで開かないとアップデートできないものもある。
以上。